What’s ALCONS AUDIO Vol.7【コントロールソフトウェア:ALControl編 続き】

今日はジェットコースターの日、スタッフPです。
本日のWhat’s ALCONS AUDIO Vol.6は、Sentinelのコントロールソフトウェア:ALControl編の続きです。

過去の記事はコチラ
Vol.1 会社案内編
Vol.2 リボンドライバー編
Vol.3 リボンドライバー編(続き)
Vol.4 指向性編
Vol.5 ALC Sentinel編
Vol.6 ALControl編

前回はグルーピングタブまでご説明させて頂きましたので、本日はグループコントローラータブの説明から進めていきたいと思います。

⑤グループコントローラータブ

ここではグルーピングタブで設定した、グループとサブグループごとのフェーダーが表示されます。
このフェーダーはドラッグ&ドロップで任意の場所に移動でき、自由にデザイン出来ます。
アンプの各チャンネルは小さなディスプレイ(下図フェーダー下の四角い窓)として表示され、右側のバーで選んだ情報(Input、Output、位相、EQ、FIR、ディレイ、インピーダンス、温度、インフォメーション)が表示されます。

フェーダーの操作やミュートのON/OFF、editモードへのアサイン等、Sentinelを遠隔操作する場合は主にこのタブを使用します。

⑥エディットウィンドウ

グループコントローラータブ内のフェーダーについているeditボタンを押すことで、エディットウィンドウが開きます。
このウィンドウではディレイの設定、ゲインの調整、位相反転、6バンドのPEQ、FIRフィルターのロード及び編集等を行います。
設定により、一つ上層階のグループ及びサブグループで変更したPEQの値を、下層階のサブグループに反映させることも出来ます。

⑦モニタリングタブ

ここではSentinelの状態を可視化することが出来ます。
ネットワーク上にあるSentinelが左ページに表示されていますので、その上でクリックすることで右ページに情報ウィンドウが表示されます。
情報ウィンドウのDataタブでは、各チャンネルアウトプットごとの電圧(Volt)、電流(Amp)、電力(Watt)、抵抗値(Ohm)、パワーアンプ部の温度、電源部の温度、ファンスピード、電圧等を監視できます。
電圧(Volt)、電流(Amp)、電力(Watt)、抵抗値(Ohm)はplotボタンを押すことで、時間軸でデータを監視することも可能です。
OplogタブではSentinelのログを、Firmwareタブでは各ファームウェアのバージョンを確認できます。

⑧サービスタブ

最後のこのタブは、Sentinelの各ファームウェア(front、DSP、preset library、main controller)のアップデートを行うことが出来ます。
※最新のファームウェアデータは、Alcons Audioのウェブサイトからダウンロード可能です。

2週にわたってお届けしたALControl編も、これにて終了となります。
次回はWhat’s ALCONS AUDIO最終回、シミュレーションソフト【Alcons Ribbon Calculator™】編をお届けします。

ALControlは無料ソフトウェアです。
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Remote Control – Alcons Audio

Sentinelパワーアンプ/スピーカーコントローラーの詳細はコチラ
ALC Sentinel Series