zerOSソフトウェアアップデート【最新 7.10 Ver.の展望】
- 2021.11.01
- チュートリアル
- zero88チュートリアル
こんにちは
ライヒーです。
10月の機材塾「FLXユーザーによる現場で活きるテクニック」はご覧頂けましたでしょうか
ユーザー様による解説で、使い方より活かし方。そんな実践的な内容になっていますので是非ご覧ください。
zerOSソフトウェアアップデート
さて、今回のブログはzero88の今後のソフトウェアアップデートで追加されそうな機能をまとめて紹介したいと思います。
現行のソフトウェアが7.9.9である事からいよいよメジャーアップデートのバージョン8の登場か、と思いきやまだ7.10に留まるようです。そこに至るいわゆるテスト版が10月28日現在、zero88のフォーラムページからダウンロードできるようになっています。
バージョン7.9.9.48
https://zero88.com/forum/forum/137-software-testing-and-beta-releases/
※ダウンロードにはサインインが必要です。
そのBETA版で追加された機能を紹介したいと思います。
追加機能 ①画像が綺麗になりました
パソコン版で使えるソフトウェア「Phantom zerOS」の、コンソールフロント画面の画像がとても綺麗になりました。以前はファミコンのような画面で文字も省力されていましたが、とても見やすくなりました。
追加機能 ②ムーブインダークの設定が細分化
今まではプレイバックフェーダーごとにムーブインダークするか、しないかを設定するに限られていましたが、キューごとにズームは動くけどポジションは動かないといった設定ができるようになっています。
追加機能 ③Move機能追加
待望のMoveの選択できるようになりました。
FLXの場合はCOPYボタンがあるので押すとCopyするかMoveするかの選択画面が開きます。プレイバックフェーダー間のMove、 パレット内のMoveができるようになりました。
FLXSの場合はZ/SHIFTボタンを押すと表示されます。
デフォルトは青くCopyが選択された状態ですが、SHIFTボタンを押しながらCOPYボタンを押す事で上の写真のようにMoveが最初から選択された状態になります。これを使うとFLXではカラーパレット内の移動ができます。
例:COLORボタン→テンキーの1→SHIFTボタン+COPYボタン→COLORボタン→テンキーの10 (カラーパレット内1から10へのMove)
追加機能 ④ピクセルモードのあるフィクスチャーのコントールが可能に
今までのソフトウェアでは、RGBが連続するようなフィクスチャーのコントールを、ピクセルごとに色決めや一気にレインボーエフェクトをかけるような事ができませんでした。
BETA版からそれに可能になり、下の写真のようにフィクスチャーの名前とともに各ピクセルの色決めやエフェクトを簡単にできるようになりました。
フィクスチャーがパッチしてあるフェーダーの下のボタンをSHIFTボタンを押しながら各ピクセルを切り替えて色を決めていく事が可能です。
ただし、卓のフィクスチャーデータ集に入っていないフィクスチャーを使う場合、この機能を使う事はできません。
フィクスチャーデータが無い場合はフィクスチャービルダーソフトで作っていくわけですが、そのソフトウェアの方がまだこの機能に対応していないようで、あくまでこの機能を使えるのは卓に最初から入っているフィクスチャーデータを使うか、zero88にリクエストをかけて作成されたデータに今のところ限るようです。この機能に関しては制限があるので今後の展開に期待したいと思います。
以上zerOSの今後の展望でした。
イースペック株式会社東京営業所勤務。主にVari-LiteやStrand製品のソフトウェア情報や使い方などを発信しています。
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