月曜ZERO88講座其の23【キューオンリー】
こんにちは、ライヒーです。
前回はzero88 のトラッキング、逆トラッキングについて書きましたが今回は同じ項目にあるキューオンリーです。
前回の記事はこちら
月曜ZERO88講座其の22【トラッキングと逆トラッキング】
下の画像は前回と同じく、キューをレコードする時のRecord Option画面です。
前回はTrackingのところのTrack ForwardsとTrack Back wardsでしたが今回は赤丸のCue Only (キューオンリー)です。
キューオンリーはどの卓にもありますがzero88の場合もブロックキューとしての使い方になります。
まず、上の画像にあるTrackingの項目を出すにはそもそも卓のレコードモードがTracking Option-Enableになってないと出てきません。
ここがTracking Option-cue onlyになっていると、卓が完全にノントラッキングモードになりレコードボタンを押した後のRecord Optionも下の様にどシンプルな設定画面になります。
例で、ムービングライトのホームからポジションが移動するキューを作ります。
そこから、暗転中にポジションが移動する為のキューを挿入していきます。
zero88 の場合の暗転中のポジション移動は、どこかの卓と機能の名前が微妙に似てますがMove on Darkになります。
ここでキュー1の後にスタンバイキューを挿入するときに、Track Fowardsだとキューポジション移動後のキューまで暗転してしまうので挿入したキューのトラッキングはCue Onlyにしておきます。
すると挿入したキューで暗転後、指定したムーブオンダークのタイムが経過した後にポジションが移動し、フェードインスタートします。
下の画像で赤丸のところはムーブオンダークをしているムービングライトのディマー値で、
ムーブオンダーク中は灰色で表示されます。
以上 ZERO88のキューオンリー機能を使った時の紹介でした。
イースペック株式会社東京営業所勤務。主にVari-LiteやStrand製品のソフトウェア情報や使い方などを発信しています。
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