月曜zero88講座其の31【ムーブトゥファーストキューについて】
- 2020.06.29
- チュートリアル
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こんにちは、ライヒーです。
今回はムーブトゥファーストキューという設定ついて書いていこうと思います。
この機能はSET UPボタンを押しながらプレイバックフェーダー下のGOボタンを押すと表示されるプレイバック設定の中に入っています。
Move on Darkの項目のMove to First CueをEnabledにすると機能します。
例として以下、キュー1〜5を入れます。
zero88 はプレイバックフェーダーを下げきるとムービングライトは、ポジション含め全てデフォルトの状態からスタートする為、キュー1でフェーダーを上げた段階で既にムーブオンダークは開始され、キュー2のポジションへのスタンバイが始まります。
ムーブオンダークが開始されると画像の上半分のディマーアウトプットウィンドウのムービングライトのところ(101〜108)の表示が灰色になるので、現在ムービングライトがムーブオンダークしているというのが一目でわかるようになっています。
またzero88 は直前キューや、2個前のキューでポジションスタンバイとしてムーブオンダークで抜けておくという設定が無いので、暗転後のキュー以降にムービングライトが移動しているキューがある場合、その時点でムーブオンダークを開始します。
(デフォルトはムーブオンダークがEnabledになっていますが、ムーブオンダーク自体をしない設定は可能です。)
2回のポジション移動を繰り返すこのキューリストが全自動でループする設定であったり、手動でキュー1に戻る。なんて事があった場合にムーブトゥファーストキューの機能を使う事ができます。
いま最後のキュー5をGOすると暗転になっていて、キュー4からポジションは移動していません。
ここで先程のプレイバック設定画面からMove to First CueをEnabledにすると、
キュー5の段階でキュー2でレコードしたムービングライトのポジションへ抜けておいてくれます。(ムービングライトのポジションがキュー4の位置から動いているが画像からわかり、アウトプットの表示も灰色になってるのでキュー1に向かってムーブオンダークしているのがわかります。)
明かりが消えてからヘッドがいきなり動くのが目立つのでこの機能は使わないという事もあるでしょうしオートでキューを進行している場合は逆にポジションの移動が間に合わない時、移動に余裕を取りたい時に使う機会はあるかもしれません。
以上ムーブトゥファーストキューの紹介でした。
イースペック株式会社東京営業所勤務。主にVari-LiteやStrand製品のソフトウェア情報や使い方などを発信しています。
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