月曜zero88講座其の29【1Wayシステムの改善方法】

こんにちは、ライヒーです。
今回はよく質問がある「プレイバックの設定で1Wayにすると、最後のキューから最初のキューに戻ってきた時に、明かりが繋がってしまうのをどうやったら防げるか」の解決方法をご紹介したいと思います。

1Wayの設定

1Wayの設定は、プレイバックを作った後にViewボタンで切り替えると上の画像が開き、赤丸で囲ったところをタッチすると設定画面が開きます。

Manual Fade(1Way)

上の画像のFader FunctionのところのManual Fade(1Way)がそれにあたります。
HTP Masterがデフォルトの設定で、フェーダーを上げると保存したプレイバックのフェーダーを5%上げた段階でトリガー入り、フェーダーに追従してディマーが明るくなり、フェーダーの下のボタンがGOボタンとなるので、それで進行してくスタイルです。
一方、1WayはGOボタンではなく、フェーダーを0から5%上げると次のキューのトリガーが入ります。
0からトリガーが入るので、上げて下げてでキューが進んでいくのではなく、上げる度にキューが進行してくスタイルです。
1Wayの場合、ディマー以外の属性としてのLTP系の数値はフェーダーを上げる度にトリガーが入ります。
2Wayは後日また書きますが、上げ下げでキューが進んでいきますが、フェーダーが上下の行ききった所から離れた時に、LTP系のトリガー入るので使い方が少し変わってきます。
zero88の場合、フェーダーを上げてキューをスタンバイ、その後GOでキュー1がスタートするという概念がなく、キューを上げると自動的にキュー1がスタートします。

1wayの改善方法

キューリストを作り、1wayにすると現在のソフトウェアではキューリストの2週目から、最後のキューの明かりが残ったまま最初のキューがスタートしてしまいます。 これを解消するには

Blockをタッチ

先程と同じプレイバックの設定内に、Advancedという項目があります。上に赤印のあるBlockをタッチする事によって、最後のキューが1Wayでも最初のキューに影響を与えなくなります。
これは要するにキューリスト内の全てブロックキューに一時的にするという意味で、Unblockで元に戻す事はできます。ブロックキューにすると影響を与えないというわけで、最初からトラッキングモードではなく、卓の設定でCue Onlyにしておけばこの症状は出ません。

注意点

1Way、2Wayは一度このモードにしてしまうと元に戻す事ができません。


今後ソフトウェアに変更点が出てくるのか現段階で不明ですが、1Wayの改善方法の紹介でした。

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