What’s ALCONS AUDIO Vol.2【リボンドライバー編】
- 2021.04.30
- 雑記
- ALCONS AUDIO
クマーシャルとミニオンの鬼サラダにはまってます、スタッフPです。
本日はWhat’s ALCONS AUDIOのVol.2、リボンドライバー編です。
What’s ALCONS AUDIOのVol.1 はこちら
ALCONS AUDIOのスピーカーの特徴は、何と言っても高音域に使用されているリボンドライバーです。
通常一般的なSR/PAスピカーはコンプレッションドライバー+ホーンの組み合わせが多いですが、ALCONS AUDIOはその部分がリボンドライバー+ウェーブガイドになっています。
その違いをご説明させていただく前に、コンプレッションドライバーの簡単な構造を載せておきますね。
下図のAがコンプレッションドライバーです。
分かりやすく?ウーファーのような絵ですが、ドライバー内部でダイヤフラムが振動して出力されます。
そしてBのスロート部分でコンプレッション=圧縮されて出てきた音が、ホーン(C~D)を通って拡声されます。
ダイヤフラムの径よりスロートの径が小さいので、ここで圧縮された音は遠くに到達します。
ホースの先を指でつぶすと、水が遠くまで飛ぶのと同じ原理ですね。
本題に戻りまして、コンプレッションドライバーとリボンドライバーのダイヤフラムの違いです。
コンプレッションドライバーのダイヤフラム(左図)はその端(ボイスコイル)でのみ駆動されるため、ドーム部分は特に高音域で揺れが発生し、場合によっては破損の原因につながります。
対してリボンドライバー(右図)は表面全体で駆動されるので、歪みが無く非常に高耐久と言えます。
コンプレッションドライバー vs リボンドライバー
更にRMS to PEAK比でコンプレッションドライバーが1 : 2なのに対して、リボンドライバーは1 : 15という非常に高いダイナミックヘッドルームを持っています。
イメージ的に『繊細な音がするけど弱い』と思われていたリボン(私だけ?)ですが、実はこんなにも耐久性に優れていたのです。
本日はここまで。
次回は、ALCONS AUDIO製リボンドライバーの特徴をお届け予定です。
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大阪本社勤務。音響機器担当。主にWharfedale ProやALCONS AUDIO製品について投稿します。記事一覧
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