月曜ZERO88講座其の7【フィクスチャーのHOME値(ロケート)設定について】
こんにちは、ライヒーです。引き続きFLXでの使える機能特集として、今回はZERO88卓のHOME値(一般的にはロケート)の設定に関して書きたいと思います。
HOMEとは
卓にパッチしてあるフィクスチャーに対しコントロールするフィクスチャーを確認する最も簡単な方法はそれらをHOMEにする事です。
デフォルトではポジションを50%に、ディマーを100%に、ビームをホワイトに設定します。ズームがあれば50%に。これは素早くフィクスチャーをオンにする方法でもあります。
ZERO88卓のHOMEボタン
HOMEにするフィクスチャーボタンを選択してからHOMEボタン(FLXSシリーズVer7.9.5以降はタッチモニター上部にあり。)を押すだけで選択したフィクスチャーはHOME値になります。
BEAMやCOLORなどのアトリビュートボタンを押した後にHOMEボタンを押す事で、固有のアトリビュートだけをHOMEする事もできます。(例えば EFFECT+HOMEなど)
Record Homeボタンの出し方
HOME値は、希望するライトの状態をHOME値にカスタマイズする事もできます。
RECORDボタンとHOMEボタンを同時に押すと、卓のタッチモニターに下の画面が表示されるので、ライトを希望の状態にしてからHOMEをタッチすると、その状態がHOMEとして保存されます。
パレットを使用してHOME値を作成すると、それらのパレットが参照されます。つまりHOME値の作成に使用したパレットを更新すると、HOME値も自動的に更新されます。
同様にこの画面ではでDefaultとMaxLevelも設定する事ができます。
Defaultとはフィクスチャーボタンで選択しただけの時の状態。
Maxlevelは各アトリビュートの値の上限値を決める事ができます。(例えばフェーダーをフルに上げても80%までにしかならない等)
Delateボタン+HOMEボタンでHOME値は削除する事ができます。
ただしこの操作は元に戻せないので注意ください。
ZERO88卓のHOME設定の参考にしてみてください。
イースペック株式会社東京営業所勤務。主にVari-LiteやStrand製品のソフトウェア情報や使い方などを発信しています。
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