ビジュアライゼーションソフトウェア Syncronorm 【Depence²】 Ver.2.2リリース!
- 2021.02.10
- 製品紹介
- Depence, Syncronorm, ビジュアライザー
おはようございます。
T島です。
本日はVer.2.2版がリリースされた、ビジュアライゼーションソフトウェア【Depence²】の更新情報をご紹介します。
前回の2.1での更新はクロマキー映像などが使用できるようになりました。
今回はどのようなアップデートでしょうか?
1.大量の群衆
‘MassCrowd’オブジェクトを使用すれば、何千ものアニメーションキャラクターをリアルタイムでレンダリングすることが可能です。。10以上のバリエーションとユニークなアニメーションシーケンスで完全に最適化されたモデルが付属しています。
2.被写界深度
「被写界深度」(DOF)効果のシミュレーションにより、レンダリングの品質とリアリズムが大幅に向上します。Cameraオブジェクトには、焦点距離、センサーサイズ、F値などのより多くの物理パラメータが付属しています。すべてのパラメータは、タイムラインにキーフレームとして記録できます。
こちらはレンダリング時によりリアリティな映像を描写するのに使用する機能ですね。
3.NDIレコーディング
NDIビデオ信号をDMXと一緒にマルチメディアトラックに記録できるようになりました。現在、Depenceでは、ビデオに外部メディアサーバーを使用してビデオをレンダリングすることもできます。
昨今様々な機器が登場しているNDI規格をレコーディングできるという素晴らしい機能です。
4.Minuit UneIVLサポート
Depenceには、MinuitUneによるIVL照明器具のサポートが付属しています。これらは、数え切れないほどのショーデザインの可能性を備えた非常に特別なDMX制御可能なレーザー器具です。
複雑な機器ですがこの度Depence²でよりリアルな表現が可能となりました。
5.オブジェクトをライブラリにドラッグで追加可能に
れで、フィクスチャの組み合わせまたは他のグループ化されたオブジェクトを「MyLibrary」ウィンドウにドラッグできます。このウィンドウもアップグレードされ、フォルダ構造を管理できるようになりました。
6.改善された階層ウィンドウ
シーングラフの管理を可能にする「階層」ウィンドウが改善されました。複数のオブジェクトを一度にドラッグアンドドロップしたり、ショートカット「o」でオブジェクトを検索したりできるようになりました。
実は今まで複数選択ができず選択項目が多くなるとわずらわしさを感じておりましたが今回のアップデートで改善されているようです。
7.Volumetric Beamsが選択可能に
ビームをレンダリングするかどうかを選択できるようになりました。これはフィクスチャごとに設定でき、最終レンダリングでフィクスチャを一度アクティブに保ちながら、事前プログラミング中にパフォーマンスを節約するのに非常に役立ちます。
これで最適なビームの見え方を選択することが可能です。
8.新しいアプリケーション設定
アプリケーション設定ダイアログが完全に再設計されました。多くの新しい設定が追加され、シャドウとプロジェクションの解像度を変更することもできるようになりました。
9.クロマチックディストーション
時々、不完全さはリアリズムのレベルを上げることができます。ダートレンズの隣にあるレンズフレアとグローPostFXは、カメラレンズの色収差をシミュレートする色収差を備えています。
きれいなだけが本物じゃないと。
よりリアルにするためにきれいな描写だけではなくフレアなどをうまく取り入れることでよりリアルな描写が可能になりました。
10.改良されたシーケンサー
バージョン2.2のSequencerが更新され、いくつかの新機能と改善が加えられました。たとえば、マーカーには独自のトラックタイプがあり、オーディオファイルをWindowsエクスプローラーからタイムラインにドラッグできます。また、新しいズームバーとメインスクロールバーのプレビューモードも追加されました。
11.ロジックモジュールのMIDIノード
ロジックモジュールは、MIDIノートノードが任意のロジックシーケンスでMIDI信号を読み書きできるようになりました。
12.改善されたプログラマー
プログラマーは、使用されたエフェクト、ディレイ、フェーズも表示します。今後は、マウスの右ボタンを押したまま、セル上でマウスを上下にドラッグして値を変更することもできます。
個人的には今までのものでも使いやすかったですがさらに使いやすくなるのはいいですね。
13.新しいUSB-SMPTEインターフェースのサポート
Depenceは、新しい外部アナログSMPTE-TimecodeUSBインターフェイスをサポートするようになりました。V:Serverが接続されていない場合、同期のためにSMPTE-Timecodeを送受信するために使用できます。
14.ArtNET4上のRDM
Depenceは、ArtNET4プロトコルを介して完全なRDMをサポートするようになりました。
このように様々な機能が追加されております。
完全なリリースノートはこちらから
→リリースノート
以上本日はDepence²の更新情報をお伝えいたしました。
イースペック株式会社大阪本社勤務。照明機器の新製品情報や、PANGOLINなどのレーザーソフトウェアやレーザー製品について投稿します。記事一覧
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