【Visual Productions】B-Station/IO CORE2でプロジェクターの電源の入り切りをやってみよう

【Visual Productions】B-Station/IO CORE2でプロジェクターの電源の入り切りをやってみよう

こんにちは、ツッキーです。
今回はVisual Productionsのボタンパネル型コントローラーB-StationIO CORE2を使用して、Panasonicのプロジェクター(PT-RZ120)のON/OFFをやってみたいと思います。

流れとしては、B-Stationのボタンを押すと、
B-Station からIO CORE2にUDPを送信し、
IO CORE2がB-StationからのUDPを受信すると、
IO CORE2から232Cのコマンドをプロジェクターに送信するという順序になります。

①B-Station からIOCORE に送信 するUDPを設定

  1. B-StationのShowControlページで、Sources “Button” を追加。
  2. ActionTypesを追加し画面下の”edit”ボタンを押す。
  3. Button1, Button2の各アクションを設定。
    (IOCORE2にUDPを送信する設定をする。)
  4. ボタン1を押すと”on”、ボタン2を押すと “off”というUDPコマンドをIOCORE2に送るように設定。
    (UDPのコマンドは任意のもので大丈夫です。)
B-StationのButton1のアクションのedit画面

②IOCORE2 がUDPを受けてプロジェクターに送信するRS-232Cのコマンドの設定。
(プロジェクターの電源をONにする場合)

  1. IOCORE2のShowControlページでのSourcesからUDPを追加する。
  2. ActionTypesを追加し画面下の”edit”ボタンを押す。
  3. TriggerValueは”on”を入力。(Learnボタンを押してB-Stationのボタン1を押すと受信したコマンドが自動的に表示されます。)
  4. TaskTypeでRS-232を追加。
  5. Featureで”SendBytes”を選択。
    ※パナソニックのプロジェクタは「<STX>~<ETX>」で囲まれたコマンドを扱うため、ASCIIではなくバイナリにする必要があります。
  6. プロジェクターに電源ONのRS232Cコマンド
    <STX>ADZZ;PON<ETX>
    を送信したいので、上記のコマンドをHEX(16進数)に変換すると、
    0241445a5a3b504f4e03
    となるので、Param1に入力します。
  7. Offの場合も同様にIOCORE2のUDPアクションを追加しTriggerValueを”off”とし、Feautureを”Send Bytes” 、
    Functionを”Set”、Param1に 0241445a5a3b504f4e46と入力します。)
IOCOREのUDPのアクションのedit画面

IOCORE2のセッティングページで”RS-232″をボーレート9600、データビット8、パリティなし、ストップビット1、プロトコルをバイナリに設定します。

IOCORE2のセッティングページのRS-232設定画面

これでB-Stationのボタン1を押すとプロジェクターの電源が入り、ボタン2を押すとプロジェクターの電源が切れるようになりました。

ASCII文字コード表

アスキー文字のHEX変換に関しては以下の表を参照ください。