【zero88】2つ以上のプレイバックを同時に再生させる方法
- 2021.03.29
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こんにちは、ライヒーです。
今回は空のプレイバックフェーダーを作ったところに既に作ってあったシーンを合成させる方法を紹介したいと思います。
何パターンか方法はあるのですが、zero88でやる場合一番オーソドックスな方法で、まず下のようにサンプルで、プレイバック0 (MasterPlayBack)に空のシーンを一個RECORDボタンを押して作っておきます。
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その後に一番右側のSettingボタンを押します。
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そしてMacrosというところをタッチします。
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Trigger Cue Stacksというところをタッチします。
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事前にプレイバック1と2のフェーダーに保存しておいたスタックが表示されます。この2つを今回一つのフェーダーにまとめていきたいと思います。
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Addでこの2つを追加します。
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すると、Cue Settingsのところに1と2のシーンがセットされた事がわかります。
このフェーダーを上げると2つが同時にプレイバックされます。
プレイバックにはビーム、ポジション、ディマーとそれぞれのタイムが打てますが、この方法だと、異なったフィクスチャーごとに違う時間軸でそれぞれ保存したシーンを一つのプレイバックフェーダーを上げるだけでプレイバックできるので便利です。
ただ、これだけだと問題がありフェーダーを下げても選択された大元のプレイバックフェーダーを下げない限り、合成されたプレイバックフェーダーを下げても選択したシーンが解除されず明かりが消えません。
その時は設定を変える必要があり、
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大元のプレイバックフェーダーのボタンと、SETUPボタンを押して下のPlayback Setting画面を開きます。
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通常、Button FunctionのところはFlashになっているのですが、Go(Fade)かGo(Snap)に変更します。
同じ作業をプレイバック2も行います。
これで準備は完了です。 プレイバック0 MasterPlaybackのフェーダーを上げてプレイバック1+2を明かりが出ます。
その後にもう一度タッチ画面上の一番右 Setttingsをタッチします。
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次に消したいプレイバックを選択するために、Cleanup CombinePatrtsを押します。
そして消したいプレイバックフェーダーのボタンを押すと消えます。
この場合、プレイバック1+2が同時にプレイバックされているので、同時に1と2のフラッシュボタンを押すと消えます。
プレイバックの同時再生時に活用ください。
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イースペック株式会社東京営業所勤務。主にVari-LiteやStrand製品のソフトウェア情報や使い方などを発信しています。
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