【Nicolaudie SLESA-U11 / Packet Sender】UDPでシーンを動かしてみよう
- 2022.09.02
- チュートリアル
- nicolaudie
こんにちは、ちゃんきぃです!
今回はNicolaudieの照明コントローラー、SLESA-U11に書き込んだシーンをUDPで動かしてみようと思います。
使用ソフトウェア
UDPを使用するにあたってPacket Senderを使用します。Packet Senderとは、TCP、UDP、SSL(暗号化TCP)パケットの送受信と、HTTP/HTTPSリクエスト、パネル生成を可能にするオープンソースのフリーソフトウェアです。
Packet Sender公式サイト
今回はテストコマンドを送信するために使用します。ダウンロードは以下リンクから行えます。
操作
これらのコマンドは、ポート2430で16進数のUDPメッセージとして送信されます。
システムによっては、デジタル2バイトごとに、16進数であることを示す接頭辞0xが必要な場合があります。
コントローラの IP アドレスは、ネットワークに接続されている場合、ESA Pro2等のHardwareManager を使用して確認することができます。
各コマンドは、以下のコントローラの種類を示すデバイスIDから始まります。
製品 | デバイスID(ASCII) | デバイスID(HEX) |
DINA-DR1 | Dina__1A | 44 69 6E 61 5F 5F 31 41 |
DINA-SR1 | Dina__1A | 44 69 6E 61 5F 5F 31 41 |
DINA-DR2 | Dina__2A | 44 69 6E 61 5F 5F 32 41 |
SLESA-U11, SUNLITE-EC | Siudi11A | 53 69 75 64 69 31 31 41 |
SUNLITE-FC | Siudi11B | 53 69 75 64 69 31 31 42 |
※DR1等のASCIIはアンダーバー2つです。
Packet Senderを立ち上げて以下画像の様にHEXにコマンドを入力してU11のIPアドレス(ここでは塗りつぶしています)とポート2430をそれぞれ入力してUDPに変更してSendをクリックすると実行されます。
以下にサンプルコマンドを記載いたします。
STOP SCENE 1 : 53 69 75 64 69 31 31 41 0A 01 FF FF FF FF FF FF FF FF 01 00 1B 00 00 03 00 00 64
STOP SCENE 2 : 53 69 75 64 69 31 31 41 0A 01 FF FF FF FF FF FF FF FF 01 00 1B 00 00 03 01 00 64
START SCENE 3 : 53 69 75 64 69 31 31 41 0A 01 FF FF FF FF FF FF FF FF 01 00 1B 00 01 03 02 00 64
ピンクの文字がデバイスIDになります。
シーンインデックスは赤文字の部分を00 00、01 00、02 00等と変更することで指定できます。
シーンのスタート/ストップは青文字をスタートは01でストップは00と入力することで実行できます。
また、現在UDPのコマンドは上記のようなシーン切り替え等の基本的なコマンドのみ実行可能です。
お試しくださいませ。
イースペック東京営業所勤務。照明機器の新製品情報やレポート等について紹介をいたします。
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