【VISUAL PPRODUCTIONS】TIMECORE実践例 3つのショーを制御してみよう。①
- 2020.12.01
- チュートリアル
- Visual Productions
こんにちはツッキーです。今回はVISUAL PPRODUCTIONSのタイムコードデバイス、TIMECOREの実践例を紹介します。
TIMECORE製品ページはこちら
20分のショー Ⓐ(1:00:00:00 ~ 1:20:00:00)
各5分のショー Ⓑ(2:00:00:00 ~ 2:05:00:00)、Ⓒ(3:00:00:00 ~ 3:05:00:00)
の3つのショーを制御したいと思います。
以下の順序でショーを進めていきたいと思います。
Ⓐのショーは基本的にループし、
外部からのきっかけをもらってⒷのショーの頭に移行
Ⓑのショーが終わったらⒸのショーの頭に移行
Ⓒのショーが終わったらⒶのショーの頭に移行
以下の設定をやっていきたいと思います。
1. TIMECOREの電源を入れると、タイムコードを 01.00.00.00 にセット。
2. 10秒後にタイムコードが走り出す。(Ⓐのショーがスタート)
3. タイムコードが 01.20.00.00になったら、01.00.00.00に戻って再生。
4. 外部からOSCの信号(/2h)をもらったら、
タイムコードが 02.00.00.00にジャンプし再生。
(外部OSCきっかけでⒷのショーがスタート)
5. タイムコードが 02.05.00.00になったら03.00.00.00にジャンプし再生。
(Ⓑが終わり、Ⓒのショーがスタート)
6.タイムコードが 03.05.00.00になったら01.00.00.00にジャンプし再生。
(Ⓒが終わり再びⒶの頭からスタート)
1. TIMECOREの電源を入れると、タイムコードを 01.00.00.00 にセット。
TIMECOREのShowcontrolページを開き左上のSOURCESからSystemを追加し、右側ACTION TYPESからActionを追加しEditボタンを押しActionの詳細を設定します。
電源が入ったらTIMECOREの時間を01:00:00:00にセットしたいので、
TRIGGER TYPEは“Startup“を選択します。TASK TYPEは Timecodeを選択、FEATUREはTime、 FUNCTIONはSet、Param1に01:00:00:00と入力します。
これで、電源を入れるとタイムコードが01:00:00:00にセットの設定は完了です。
2. 10秒後にタイムコードが走り出す。(Ⓐのショーがスタート)
10秒後にタイムコードをスタートさせたいので、先程のTaskの続きに新たにTaskを追加します。 TASK TYPEは Timerを選択、FEATUREはTime、 FUNCTIONはSet、Param1に1と入力、Param2に10sと入力します。
(タイマー1を10秒タイマーにセットするという意味です。)
同じActionの続きに更にもう一つTaskを追加します。TASK TYPEは Timerを選択、FEATUREはPlaystate、 FUNCTIONはStart、Param1に1と入力。
(このTaskは10秒にセットしたタイマー1を発動させるという意味です。)
次に10秒に設定したTimer1の時間が来た時にTimecodeが走り出すという設定をします。
Showcontrolページ左上のSOURCESからTimerを追加し、右側ACTION TYPESからActionを追加しEditボタンを押しActionの詳細を設定します。
Timer1が発動し10秒過ぎたら、Timecodeが走り出すようにしたいので、
TRIGGER TYPEはChannel、TIMER INDEXは”1“、TRIGGER FLANKは”Stop“、右上”ADD”ボタンでTaskを追加し、TASK TYPEはTimecodeを選択、FEATUREはPlaystate、 FUNCTIONはStartとします。
(先程10秒に設定したTimer1がストップしたらTimecodeがスタートするという意味です。)
これで、TIMECOREの電源を入れたら01:00:00:00にセットされ、
10秒後にタイムコードが走り出すという設定完了です。
今回はここまでにさせていただきます。
次回に続きます。
TIMECOREに関する記事はこちら
【Visual Productions】TIMECODEツールボックス 「TIMECORE」 !!!!
【VISUAL PRODUCTINOS】「KIOSC」活用法 ”TIMECODEツールボックス”
【TIMECORE】Art-netタイムコードでレーザーショウを制御可能です。
【Visual Productions】CUECORE2でのタイムコードの活用方法(レコーディング編)
【Visual Productions】CUECORE2でのタイムコードの活用方法(Playback編)
【Visual Productions】TIMECORE、KIOSCでタイムコードツールボックスを作ってみよう
イースペック株式会社大阪本社勤務。主にVisual Productions製品のチュートリアルや、新製品紹介等投稿します。
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